他マーケティングとの違いが大きいSNS運用。その中でも、今回は拡散機能のあるTwitterの活用方法について、解説していきます。それぞれのイメージや商品、サービスによって重視するポイントも変化するため、効果的なTwitterマーケティングの参考にしてください。
Twitterの特徴
コツさえつかんでしまえば、無料でかなりの広告効果を期待できるTwitter。ブランディング次第でイメージさせることも可能です。まずはそんなTwitterの特徴を紹介します。Twitter運用が大切な理由と、運用方法のヒントとしてご活用ください。
・Twitterは10代から20代の若者の利用率が高い
・拡散力が高い
・一気に商材の認知度を高めることが可能
・運用方法を見直すとクリック率が増加
・タイムリーな情報配信ツールとして活用される
・運用についての戦略を練るほど効果も高まる
商品やサービスにもよりますが、Twitterを利用している年齢層が低いというところから拡散力に期待できます。文字数制限の中でコピーライティングのできる優秀な人材さえ見つければ、爆発的な拡散に比例して認知度を高めることができ、そのまま購買意欲を刺激することも可能。戦略性を最大限に発揮できる広告が、このTwitterを利用したマーケティング方法なのです。
2種類のTwitter運用のポイント
企業アカウントは、大きく分けて2つの運用方法に分けられます。それがユーモアを取り入れたようなコミュニケーション型と、イメージを崩さずに購買意欲を高める発信型。それぞれの特徴を、具体的な企業名を交えて解説していきます。
1.コミュニケーション重視で認知度を高める
購買意欲を刺激する方法として、その企業や商品、サービスを身近なものに感じさせる「ファン化」を進めるというものがあります。これが1つ目のコミュニケーション型です。たとえば、SHARPという会社のTwitterアカウントを参考にしましょう。公式のアカウントでありながら、個人アカウントのようなツイートをしています。ユーザーからの問いかけに対しユーモアに返信していたり、季節限定のイベントにも積極的に参加しています。公式Twitterのイメージを大きく崩して、若者の心を掴んだ成功例でしょう。面白いという評判から若者をファン化させ、自社ブランディングにも成功しています。まずは認知度を向上させてコアなファンをつくってから、その層に向けた販売を行うという手法です。
2.発信重視で購買意欲を高める
2つ目の購買意欲を刺激する方法として、ブランド化した商品やサービスのイメージを崩さないというものがあります。高額なブランドに多いもので、これが発信型のTwitter運用方法です。たとえば、無印良品という会社があります。こちらは先ほどのSHARPのような、ラフなコミュニケーション方法は用いません。あくまでもツイート1つ1つが広告のように設計されており、自社ブランドのイメージを優先させています。流行に乗ったり派手なことをしない代わりに、そのままのクオリティでいつまでもそこにあるというような安心感を与えます。イメージを崩さない発信型にすることで、「高級感」「憧れ」「質の良さ」に当てはまる層に向けた販売を行うという手法です。
まとめ
ポイントとしては、まず自社製品のコンセプトの方向性を定かにすること。上記2種類のTwitter運用を同時に行うよりも、どちらか一方に絞ることで狙った客層に響かせることができます。「文字数」「時間」「頻度」に注意しながら投稿し続けるだけで、ある程度のフォロワーを獲得できます。そこから運用方法を見直して、Twitterならではの活用の仕方を見出すのも良いかもしれません。Twitterマーケティングに最も大切なのは、ブランディングの継続。そのためにも内側からしっかりとした土台を作ることが必要です。